top of page
執筆者の写真hbrackin

パントリー大改造 part 1


自宅のキッチンには困った収納がありました。

収納があるだけでも良い、といった考え方もありますが、使い勝手が悪いとそれはそれでストレスです。中身の管理がしにくかったり、ものを探したり戻したりする度にうんざりしますよね。それが我が家のパントリーとして使っていたいキッチンの隅っこにあった「物入」でした。


そんな収納にはこんな問題が。

  

・キッチンの奥まった場所にある                

・隅にあるのに扉は観音開きなのでものの出し入れがしにくい

・扉の上は天井まで空洞だけれど使えない

・棚がついていない

・暗くて中が見えにくい

さらにコンパクトなキッチンには家電やゴミ箱を置く場所がなく、唯一置けるのがこの収納の前でした。


でもそうなると観音開きの扉で使い勝手がさらに悪くなります。

せめて折戸であれば横から開けてなんとか使えたかもしれません。場所によって建具の形状を考えるのも大切です。


少しでも使える場所になるよう、まずは扉を外しました。そうすれば家電をのせるラックを少し離して手前に置いても収納もある程度は使えるので。そして家電ラックの横にゴミ箱を。



棚は自分で板を買ってつけました。

それでも壁が邪魔。外したい!


夢は、冷蔵庫との間の壁を壊してこの収納をなくし、全体をオープンスペースにし、L字に棚をつけることでした。そして家電もすっきり収められるカウンターも設けること。


何年も妄想してきました。


そして時が経ち、ようやくキッチン全体のリフォームをすることに。

長い間、温めてきたパントリープロジェクトをいよいよ実現できる時がついにやってました!

冷蔵庫との間の壁を壊したことで一つの広い空間となり、壁の厚みがあった分、棚がつけられるスペースが10cm増えました。パントリーの10cmって大きいですよ。とくにL字にする時には。


正面の冷蔵庫の横の棚板はカゴが置けるよう、30cmの深さに。

そして横の部分は食材が入ったガラス容器や缶詰や瓶を直接置ける程度の、20cmの奥行きにしました。あまり出っぱってしまうと頭をぶつけそうなのと、L型のバランスを考えて浅めに。


難しいことは大工さんにお願いし、カウンターとその下の収納はDIYでつくりました。


下の部分は家電がすっきり、ゴミ箱もすっきり。そしてお水やドッグフードのストック、毎日使わない家電もしっかりしまえるようにデザインに。


カウンターができたもう一つの嬉しいことが、買い物袋を床に置かなくても、そのままカウンターに置き、食料をパントリーの棚や冷蔵庫に速やかに片付けられることです。


収納としての全体のボリュームは家電を入れたことで減りましたが、棚の奥行きの調整や見えやすく、出し入れもしやすくしたことで収納力はかなりアップしました。暮らしや持ち物に合わせてカスタマイズしたからです。


そしてオープンにしたことで全体が明るくなったうえ、さらにダウンライトを1つ増やしたことで朝や夜も見えやすくなりました。


どんなに収納スペースがたっぷりあっても、使い勝手が悪ければ使える収納として成り立ちません。(実は我が家はそんな収納ばかりでした!)空間の使い方を少し見直しただけでまるで別の家のように変身しました。


今回はパントリー周りの間取りのお話でしたが次回はオープンパントリーをインテリアとしてのお話ご紹介します。


ぜひまた覗いてみてください。


最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page