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ファブリックに描く自由な表現



マークメーキングといったアートのワークショップに参加してきました。

マークメーキングとは、線や形を自由に描き、偶然生まれる表現を楽しむアートの手法です。鉛筆やペンだけでなく、筆やスポンジ、さらには身近な道具を使いながら、自由に跡(マーク)を残していくことで感情や個性を表すアートスタイルです。


「線の美しさ」や「偶然の表現」を大切にするのがマークメーキング。抽象画やモダンアートの分野でよく使われる技法だそうです。海外の美術教育では、子供の創造力を伸ばすためのアプローチとしても取り入れることもあるとか。


今回のワークショップでは、紙ではなくファブリックを使ってマークメーキングを行いました。用意されたのは、アクリル絵の具とさまざまな道具。刷毛やスポンジ、輪ゴム、綿棒、コルク、フォークなど、普通の家にもあるような道具や素材ばかり。梱包用の材料、100均で売っているような滑り止めなど、様々なテクスチャーを出しながら表現していくことができました。


本当のところ、最初はマークメーキングとはあまり知らず、友人に誘われてとりあえず行ってみようと思ったのです。クリエイティブで才能溢れた友人について行けば絶対に楽しいことがあると信じて。なので、ワークショップのテーブルにいざ座った時もまだ「一体これから何をするのかしら」と頭の中はほぼ真っ白でした。


最初は迷いましたが、実際にやってみると、どの道具もそれぞれ違う表情やパターンを生み出してくれ、手が楽しくて止まらなくなるぐらい。滑り止めシートの上から色をのせると、思いがけない幾何学模様が現れたり、フォークで絵の具を引っかくと鋭いラインが生まれたり。霧吹きで水を吹きかけて絵の具を滲ませたり、手の力の入れ方を変えるだけでも、印象が大きく変わり、作品にどんどん変化が見えてくるのが楽しかったです。

 

「これをやったらどうなるだろう?」と実験しながら進めるうちに、次々とインスピレーションが湧いてきます。偶然の出会いから生まれる模様や色の組み合わせに、ワクワクしっぱなしの時間でした。



このワークショップを通じて、自由なアートの楽しさを実感しました。特に布に描くことで、紙とはまた違う風合いや広がりを感じられたのが印象的でした。身近な道具を使うだけで、こんなにも表現の幅が広がるんですね。

アートとは絵を描くのが上手であったり、才能やセンスの問題ではないことを改めて思えるような体験でした。 何よりも大切なのが表現すること。何を表現すれば良いのか考えずに、ただ目の前にある素材や道具を手に取り、一歩含んでみるとまた次の一歩へとつながります。満足するまで何歩も踏んでも良いのです。まるで子供のお絵描きのように。頭を真っ白にし、心と自分の手を信じて生み出される偶然の美しさを楽しむことで、新しい発見があるかもしれません。


今回作った、何枚もの作品はこれからどう使うかはまだ未定です。

このままフレームに入れて壁に飾り、インテリアの一部として楽しみたい気持ちもあれば、このファブリックを使ってさらに冒険を続けることもできそう。コラージュも楽しそうですよね。

私にとって、このようなクリエイティブなワークショップや、自宅で作るものも、その場で何か完成品を求めて作るのではなく、とにかく冒険のようなものです。このような体験はインテリアの仕事で大切な観察力や想像力をアップする機会にもなり、さらに作ったり描いたりしたものはどんどん溜まっていくなか、それらを使って新たな作品のインスピレーションへと繋がっていくのを期待しています。 一つ一つが、これからの夢を膨らます素敵な材料のようなものです。

 

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