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蚤の市で「自分だけの出会い」を見つけるために大切にしている4つのこと

  • 執筆者の写真: hbrackin
    hbrackin
  • 4 日前
  • 読了時間: 4分

蚤の市やアンティークマーケットに行くとき、「いいものを見つけるコツはありますか?」と聞かれることがあります。

素敵なものを見つけるには「運」や「タイミング」もあるけれど、わたしなりに大切にしていることがいくつかあります。今日はそんな「蚤の市での心がけ」を4つの視点で書いてみますね。


東京蚤の市

1. 事前に下準備をしておくこと

特に大きな会場に行く時におすすめです。

今ではネットでも事前に出店予定のブースや地図も調べられるため、気になるお店はあらかじめチェックしておくとなんとなく何がどのエリアにあるかが把握できます。ただ、広い会場ではブースの位置がバラバラだったり、探すのも大変なことも。

私自身、地図を見るのがあまり得意ではないので、完璧に把握することは目指さず、気になるお店のイメージだけをメモしておく感じです。

当日は出店数が多く、歩いているだけであっという間に時間が過ぎてしまうので、「ここだけは寄りたい」というお店をピックアップしておくだけでも、心に余裕が生まれます。



刺子の素敵なパッチワークファブリック

2. テーマをひとつ決めておくこと

大規模なマーケットや、多くのジャンルのもが混ざっているような会場で特に役立ちます。

何も考えずに歩くと、情報量が多すぎて目移りしてしまいますがテーマをひとつ持っていると、自然と目に入ってくるものが絞られてきます。

先日の東京蚤の市では、入場してすぐ目についたのが美しい布。自宅に合う色ではなかったので買いませんでしたが、その後、なぜか布ものばかりに目がいくように。


「今日は布の日なんだ」と思いながら歩いたら、どうしても自宅に飾りたいと思える一枚に出会えました。こんなふうに、感覚が導いてくれることもあります。



テーマがあると、見える景色が変わってきます。そんな気づきも蚤の市の楽しみのひとつです。テーマに沿って歩いていても、ふと他のものとの出会いももちろんあります。 集中しているなか、目に留まるそんな他のものは、呼びかけているよほど特別なものなのではと思ったりもし、そんな中から素敵な出会いも数々あります。


蚤の市でのアンティークチェアやスツール

3. すぐに買わないこと

これも私自身にとって大切なルールです。

気になるものがあっても、その場で即決せず、その場を一度離れてみて少し時間を置くことで、自分がどのくらいそのモノに惹かれているのかが、見えてきます。

「やっぱりあれが忘れられないい」と感じたら、それはたぶん、本当に好きなもの。

「別に戻らなくてもいい」と思うこともよくあります。

その時間が、モノとの距離感を教えてくれるような気がしています。

蚤の市なので、少し離れているうちに売れてしまうリスクもありますが、それもまたご縁だと、私はあっさり諦められるほうです。

さらに、大きな会場では似たようなアイテムもあるので、後悔がないよう比較するチャンスにもなります。



イギリスやフランスのアンティークの食器やカトラリー

4. 「我が家に置き場所がある?」


買うか迷ったときに、私が必ず自分に問いかけることです。

「この家具、すごく好きでも、置き場所ある?」「我が家の雰囲気と合う?」

ときめきだけで連れて帰っても、使いこなせないまま眠らせてしまうのは、モノにとっても、自分にとっても、もったいないですよね。

先日も、素敵なキャビネットに出会ったのですが、我が家には置く場所がありませんでした。

なので、その場で見て、美しさに癒されて、立ち去ることに。

買わなかったけれど、「出会えたこと」自体が、心に残る体験となりました。


最後に

蚤の市では、よく歩き、たくさんの情報を目で取り入れるほか、人もいっぱい。

疲れると判断力が落ちますし、訳がわからなくなってくることも。

そんな疲れや興奮気味の時の衝動買いがいちばん危険かもしれません。

「せっかく来たから」と手ぶらで帰るのは勿体無い。何か収穫がないとと思うのは自然なことです。でも、そういった買い物が意外と後悔をする買い物になることも。


少し歩いたら休み、飲み物を飲んだり、ランチをしたり、体をリフレッシュし、頭や気持ちをリセットすることも大切です。その後の再開ではまた違う視点で歩けたりします。


蚤の市は、モノを買う場所だけではなく、自分の暮らしと向き合う時間でもあるのだと思います。その中で「これはうちに来てほしい」と思える何かと出会えたら、それはきっと、衝動ではなく、深い気づきに導かれた選択だと思うのです。

 

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