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私が大切にしているインテリアの中でのふたつの余白

  • 執筆者の写真: hbrackin
    hbrackin
  • 6月12日
  • 読了時間: 3分
余白のあるインテリア

余白はインテリアの世界ではたびたび耳にする言葉。あえて何も置かないスペースが、空間に呼吸を生み、ものの美しさを引き立ててくれます。視覚的にも、小さな空間を広く見せたり、圧迫感をやわらげたりする、大切な要素です。動線も確保されて、部屋全体が軽やかに感じられる。そんな力が、空間の「余白」にはあります。


それとは別の見えない余白のようなものも、インテリアにおいてとても大切なのではと感じています。


たとえば、意味が明確でないモノに出会ったとき。アンティークショップや古道具屋さん、蚤の市には、名前も用途もわからない不思議なものがたくさん並んでいます。ちょっと気になって「これは何に使うものですか?」と店主に尋ねてみることもあります。話を聞いて「なるほど」と思いながらも、多くのものはその用途で使うことはないこともあります。でもそれはそれでストーリー性があり、インテリアを潤わせてくれます。


それとは別に、どう使いたいかを自分で考える。その想像の余地こそが、私にとっての「心の余白」なのではと思いました。

蚤の市で見つけたお宝

少し前に蚤の市で見つけた小さな丸い木片。何かの部品だったのか、ただの端材

なのか、よくわからないもの。でも、その「よくわからなさ」の中に、想像力がふっと芽生えました。


前から探していた象の置物用の台にぴったりのサイズだと気づきました。すると、その木片が「何だったのか」はどうでもよく、私にとっては大切な「ディスプレイの台」になったのです。


このように、モノに自分なりの意味を与える、心の余白というのが暮らしの中では大切なのではないでしょうか。


より自分らしいインテリアへとつながりますのと、さらにまた別の人に刺激を与える、そしてその人もまた自分の心の余白に気づくきっかけにもなるかもしれません。



アンティークや古道具に限らず、身の回りのモノすべてに当てはまります。「どう使うか」「どう見せるか」「どんな風に暮らしに取り入れるか」を考えることは、日々の小さな創造でもあります。


まあ、そのような考え方のせいでモノはなかなか減らないのですが(笑)でも、そんな心の余白を大切にするのも、私にとっては豊かな暮らし方のひとつなのです。



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