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秋空の下で叶った、憧れのひととき

  • 執筆者の写真: hbrackin
    hbrackin
  • 10月3日
  • 読了時間: 5分

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秋の気持ちの良い季節になりましたね。少し肌寒い朝も、日中は心地よい風が吹いて、外で過ごす時間がとても心地よく感じられます。


皆さんは「口に出すと叶う」という経験はありませんか?


夢や目標、ふと心に浮かんだ憧れ。それを誰かに伝えること。自分の中に閉じ込めておくのは、少しもったいない気がします。SNSで発信したり、友人との何気ない会話の中で話したり。そんな小さな言葉が、思いがけず現実につながることがあります。


私自身、人生で何回かそのような不思議な体験をしてきました。


先日、私の誕生日でした。


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その数週間前、友人たちと会っていた時に、何かの話題で私は「憧れのピクニック」の話を


したそうです。正直なところ、私自身はそれを覚えていなかったのですが、、、


若い頃、イギリスのデパート「ハロッズ」で見た美しいピクニックバスケットは今でも忘れられません。紙皿やプラスチックではなく、本物の食器やカトラリーを使ったピクニック。テーブルクロスを敷いたピクニックテーブルの真ん中には、花瓶に生けた綺麗なお花。布ナプキン。室内のダイニングテーブルを素敵にコーディネートするのと同じように、美しくしつらえられたピクニックのシーンが、ずっと私の夢でした。


何気なくポロッと口にしたその言葉を、鋭い友人たちは拾ってくれていたのです。


当日、公園近くの美術館で待ち合わせをした私は、当然アートを見にいくと思い込んでいました。ただ、到着すると「下を向いて歩いて」と言われ、友人の一人に手を引かれるようにして公園の中へ。そして、「顔を上げていいよ」と言われて前を見たとき、そこには頭の中で描いていたシーンがそのままにセッティングされたテーブルがありました。


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青いテーブルクロスに、陶の食器。ワイングラス、本物のカトラリー、リネンのナプキン。真ん中には秋色の美しい花束がブルーと白の花器に入っていて、その周りには手作りのキッシュやサラダ、フルーツの盛り合わせ。


まるで不思議の国のアリスの世界から抜け出してきたような、夢のようなシーンに驚きのあまり、言葉も出ませんでした。


友人たちは、それぞれが役割を分担して準備をしてくれたそうです。きっと、何日も前から相談しながら、私の好みを思い浮かべながら、楽しんで準備してくれたのだと思います。



ピクニックというと、カジュアルで気軽なイメージがあるかもしれません。でも、少しだけ手間をかけて、いつもより丁寧に準備をすることで、特別な時間に変わるのだと実感しました。


大人のピクニックを素敵にする、ちょっとしたヒント

もし皆さんも秋のピクニックを計画されるなら、こんな工夫はいかがでしょうか。


  • 本物の食器を使ってみる 軽くて持ち運びやすい食器もありますが、あえて陶器やガラスを使うと、それだけで特別感が生まれます。ピクニック好きのイギリス人はピクニックバスケットと言い、中には食器やグラス、カトラリー等、必要なものが一式入ったセットを持っている人も多いです。

  • テーブルクロスや布ナプキンを添える テーブルを使うのであればテーブルクロスを。 芝生の上に座るのでピクニックブランケットや大きめの布を敷くと雰囲気が一変します。ブランケットや布の下にレジャーシートなど、防水性のあるものを敷くのも良いかもしれません。

  • 花を飾る 花瓶がなくても、空き瓶やグラスに野の花を一輪挿すだけでも、心が和み、華やかさも出ます。

  • 手作りの一品を持ち寄る 市販のものでも十分ですが、誰かが心を込めて作った一品があると、会話も弾みます。持キッシュやサンドウィッチ、サラダ、パウンドケーキなど、持ち運びがしやすいものがおすすめです。

  • みんなで楽しめる遊びを添える 会話を楽しむだけでも十分ですが、何か一緒に遊べることがあると、さらに思い出深くなります。私と友人たちの共通の趣味はアート。そのため、一人一人のセッティングにポストカードとマーカーを用意し、その時に感じたことを自由に描く時間を設けてくれました。それぞれの絵に他のメンバーも少し書き加えていく。そんなちょっとした遊び心が、会話もより弾ませてくれました。絵を描くことでなくても、ボードゲームや、バドミントン、簡単なクイズなど、その場で一緒に楽しめることを何か一つ計画してみるとより思い出深い時間になるでしょう。

  • 時間に余裕を持つ 慌てずゆっくりと。秋の風を感じながら、その場を楽しむ時間そのものが贅沢です。

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このサプライズピクニックを通して、改めて感じたことがあります。

何かをする時に「気持ちを込める」ことの大切さ。そして、ちょっとした工夫やこだわりが、感動を大きくし、記憶に残る時間を作ってくれるということ。


インテリアも同じかもしれません。完璧である必要はないけれど、自分の好きなものを大切に選び、丁寧に配置する。そんな小さな積み重ねが、心地よい暮らしにつながっていくのだと思います。


秋の気持ちの良い季節、皆さんもぜひ外での時間を楽しんでみてください。お友達との集まりでも、ご家族とでも。いつもより少しだけ手をかけて、特別なひとときを過ごしてみませんか?


きっと、心に残る素敵な思い出になるはずです。



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